6/29(日) この日はバイオリン演奏会を開きました。
実は一週間、ボランティアの学生さんが介護について学びたいと来ているのですが、
特技がバイオリンだと聞きつけ、入居者様に聞かせてあげたいとお願いすると快く了解のお返事を
頂きました。
日曜日、しかも昼食後の13:30という時間でしたが、めったに聴けないバイオリン演奏ということで
思ったより集まり、早速始めていただきました。
聴いたことはあるけど曲名は知らない"クラシックの名曲"から"ふるさと"など日本の曲、そして最後
は"たなばた"とたくさん演奏してくれました。
バイオリンの高貴な音色にウットリされている方や、弦の運びなど演奏に見入る方、それぞれ楽しん
でいらっしゃいました。
ファインビレッジ緑花台の特徴として、男性入居者の割合が多いことが挙げられます。男女比がほぼ
1:1となっており、関係者様には「珍しいですねえ」とよく言われます。
足腰が丈夫な方や比較的お元気な方は散歩など外出される方もいらっしゃいますが、なかなかそれ
ができない方は食事や入浴等生活に必要なこと以外は部屋にこもってテレビを一日中見たりしがち
です。 デイサービスなどにいけば気分転換にもなるしいいかと思いますが、女性と比べ乗り気じゃ
ない方が多く、毎日行くこともできません。
ご入居の際にご本人たちに趣味を伺っていたのですが、囲碁・将棋・カラオケなどいろいろある中
で、「麻雀」がお好きな方がお見えでした。麻雀牌など道具はすぐにそろえましたが、やっぱり麻雀は
4人でやらないと面白くないとなかなか麻雀をやっていただく機会がありませんでした。
しかし、ここ数か月でグッと入居者様が増え、ヒアリングすると「麻雀やったおことあるよ」という声が
ありましたので、職員さんが準備して声かけしたところ麻雀卓(普通の正方形のテーブルですが)が
埋まりました。ひとまず場を和ませるためにおひとり女性に参加していただきました。
皆様非常に楽しんでおられました。
ファインビレッジ緑花台の入居者様は性格的に穏やかな方が多く、牌を囲む姿は静かですが、内に秘めたる思いは熱いものがあるようで、勝った負けたととても良い刺激になっているようです。
ちなみに将棋組もいらっしゃいますよ。双方なかなかの腕前らしく次回の対戦を約束されていまし
た。
こういったゲームは頭を使うので認知症の予防・進行を遅らせることに一定の効果があると期待
できそうですし、なにより他者とのコミュニケーションにおいて、日ごろ接する職員だけでなく、同年代
との会話もプラスがあると思います。
ゲームですが、なにぶん勝負事なのでのめりこむと時間を忘れてしまいそうなので、"徹マン"は禁止とさせていただきます(笑)